
海外の人は体がデカそう!
足がめちゃくちゃ速そう!

日本人の方が勤勉で
チームワークを大事にしてそう
こんなイメージを持ってる方も多いと思います。
これらは本当なのか。実際に海外で4シーズン目を迎える私が、競技者目線でピッチ内のみならずピッチ外についても日本サッカーと海外サッカーを比較し違いを明らかにしていきます。

※あくまで私が経験したチーム(県リーグチームとフィンランド2、3部)間の違いなのですべて正解ではありません。こんなことがフィンランドサッカーにはあるんだ、くらいの軽い気持ちでご覧ください。
この記事はこんな人におすすめ
- 今後海外サッカーへチャレンジしたい人
- フィンランドサッカーについて知りたい人
- 日本と海外のサッカーの違いについて知りたい人
選手間の違い
日本人選手の特徴
大体の日本人選手を外国人選手と比較すると
- ボール扱い
- 両足を使える
- 持久力の体力がある
- オフザボールの動きが身に染みている
- 平均値が高い
これらの部分において日本人のほうが長けていると思います。
外国人選手の特徴(Finland2部、3部)
- フィジカルコンタクトに強い
- わかりやすい武器がある
- 練習だと本来の能力がわからない(試合への気持ちの切り替えが異常)
- 他への要求が強い
- 基本的に自信がにじみ出てる
日本人との違いはざっくりこんなものかと思います。
チームとしての違い
日本のチームの場合
- 全体練習での走り込みがある
- チームとして組織的な守備をすることが当たり前
- 規律やルールがより厳しい
- 練習前の個々人の準備が当たり前
- 試合後の捕食は弁当やおにぎりなど
海外のチームの場合(Finland2部、3部)
- 誕生日の選手はケーキをチームに振る舞う
- シーズン後の選手旅行に向けた罰金徴収システムがある
- 走り込みが圧倒的に少ない
- 練習時間ギリギリに来る選手が多い
- 個人の能力に頼ることも多い
- チームとしての規律はあるが、日本よりも緩い
- 捕食は基本的ピザ一択
サッカーとしてはイメージ通りの方も多いと思いますが、日本のチームのほうがチームとして仕事をする感が強いです。国民性として真面目に規律を守るので、それらが功を奏して近年の代表チームの強さにも確実につながっています。
一方、ピッチ外の話をすると、罰金システムと誕生日の違いはこっちへ来てから日本との違いに驚きました。

罰金システム
毎年シーズン前に必ず罰金リストが共有されます。
具体的な例を挙げると
- ボールをなくしたら1個につき1人5€
- ロッカーを裸足で歩いたら片足につき2€
- GPSベストを忘れたら5€ など
試合時やイベント事、無断欠勤となると、かなりの金額の罰金になります。
そして、ここで徴収された罰金はシーズン終了時に選手のみで行われる海外旅行の旅費として精算されます。今年は最後皆でスペインに行くことが計画されてるとかされてないとか。。。
日本でサッカーをしていた時にこのシステムを目にしたことはありませんでした。
誕生日の違い
フィンランドでは、誕生日の選手は自らケーキや飲み物を用意し、練習後にチームへ振る舞う文化があります。フィンランド以外のヨーロッパ諸国の話を聞いても同じことが行われていると聞いたことがありますが、日本ではなかった大きな違いの一つです。
去年までは市販の安いケーキでも問題がなかったのですが、今年からは手作り or ケーキ屋さんでのしっかりとしたものに限定されました(笑)
もちろん、これも忘れたり誤魔化そうとしてしまうとしっかりとした罰金対象なります。
まとめ
今回は実際の競技者目線から、日本と海外における選手間の違い、チームの違いについて明らかにしました。
このように文字として違いを明らかにしていく中で、どちらが良い悪いかではなく、自分にとってフィットするものをその都度選んでいく必要性を改めて実感しました。
その中でもあえて一つピッチ内においてプレイヤーとして必須能力を強調するのであれば間違いなく
走る・戦う・ぶつかるベースとなるフィジカル能力です。
初めて私がフィンランドへ来た当初、当時フィンランドでプレーしていた選手はほとんどおらず、文字通りの無知でした。
しかし今後はワーキングホリデーの普及も相まって、様々な目的をもって渡航してくる選手たちの数は確実に増えると予想されます。
是非彼らには私の本ブログや note に一度目を通していただき、リアルな海外サッカーをイメージし、十分な準備をした上で実りあるものにしてほしいと思っています。
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