フィンランド人の幸せ術

Life

「言葉に表せないけど何か今の現状に満足していない」

「常に他人と比べてしまい、彼らを羨ましがっている」

「本当にこのまま過ごしていていいのか」

「人生をもっと気持ちの良いものにしたい」 

安定した仕事や収入があるにもかかわらず、このような感情を抱いている日本人が非常に多く感じます。

日本人の幸福度は「世界ワースト3」、子どもは「ワースト2」…”人並みに”という幸せになれない残念な国民性 「自分には長所がある」と回答した子どもの割合が世界で最低 (2ページ目) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

上記の記事を見てもわかるように、日本は何かしら不安な気持ちを抱えながら自分の人生を幸福に感じられていない人の割合が、先進国の中だと圧倒的に高いです

今回の記事では、そんな日本人としてごく普通の気持ちを持っている人たちに向け、ただのサッカーバカであった私が世界の幸福度ランキング第一位の国フィンランドで実体験から学んだ、ごく普通の日常生活から幸せを感じる術。

幸せに生きるために彼らが行っている少しの考え方のコツを皆さんにシェアできればと思います。

今在るものに感謝をする

「隣の芝生は青く見える」という古いことわざにもある通り

私たち日本人は、無意識に周りの人たちと比較しながら生きています。

私も日本で生活をしていた時は、常に周りと比べながら劣等感のようなものばかり感じて生きていたのを鮮明に覚えています。

しかし、フィンランド人は自分や家族を軸として、日々の何気ない日常から目の前にある小さな幸せを見つける能力に長けている印象を受けます。

もちろん全員ではありませんが、私がかかわってきた多くの人からこのような印象を受けます。

個人的に、これをある種のスキルとするのであれば鍛え上げるのは相当困難だと感じています。

なぜなら、フィンランドという経済規模や人口、娯楽が圧倒的に日本よりも小さい国で生きていくからこそ、日々、目の前にあるものに目を凝らし、感謝するとともにそこから幸せを感じることができているのだと思います。

世界の幸福度ランキングや実際に目にする様子から、圧倒的にものが少ないフィンランド人が日本人よりも幸せを実感しながら生きているのは事実です。

これらからわかる通り、外部から与えられるものが本質的に我々を幸せにしてくれることはありません。

他人と比べるのではなく、自分の身の回りに既にあるもの、家族や友人、何気ない日常の風景にいま一度目をやり、感謝の気持ちを持ってみてください。

それを続けることで間違いなく心の変化を感じられるはずです。

自然と触れ合う

フィンランドは世界でも有数な自然が豊かな国です。

日本も四季があり、国土を海に囲まれてるくらい自然が豊かです。

しかし、日ごろの忙しさやSNS社会などによって自然と触れ合う機会が奪われていると感じます。

フィンランドの夏休み|内山竣太/Shunta Uchiyama

note のアカウントでも以前ご紹介させてもらいましたが、フィンランドでは夏の恒例行事として家族や友人と避暑地にあるサマーコテージ行きます。

そこでは近くの湖に入ることはもちろん、森でのブルーベリー収穫、バードウォッチングなどを楽しみます。

SNSなどの外部情報を遮断し、自然に触れ合いながら、近しい人との時間や自分との対話に重きを置きます。

データで見る国立公園の健康効果とは? | 国立公園に、行ってみよう! | 環境省 | 国立公園に、行ってみよう! | 環境省
国立公園に行くと、緑あふれる景色を見て森林浴をすることや温泉を楽しむことができます。これらは私たちの心身にどのような効果をもたらすのでしょうか?データで見る国立公園の健康効果とは?ページでは自然豊かな国立公園で期待できる健康効果をご紹介します。

環境省の記事でもわかる通り、森林浴と温泉の効果・効能、ストレスの緩和、子供の成長にポジティブな影響を与えることが多いという観点から、我々人間になくてはならないものです。

自然と触れ合う機会が少ないと感じる人、ストレスを感じやすい人、日常に停滞感を感じていて何かを変えたいと思ている人は、ぜひ意識的に自然と触れ合う時間を設けてみてください。

長期的に続けることで間違いなくポジティブな効果を得られることと思います。

ありのままの自分でいる

日本における外国人の割合は近年大幅に増加傾向にあり、2022年時点で約3パーセントとありますが、いまだに世界と比べるとかなり少ないのが事実です。

日本の在留外国人数 2013年~2022年 | Statista

一方、フィンランドには世界各国から様々なバックグラウンドを持つ人々が集まっています。

髪や肌の色はもちろん、言語や文化、常識、価値観などすべてが異なります。

そのため、互いの違いを受け入れリスペクトしあう文化が当たり前のように根付いています。

違いがあって当たり前、個性があって当たり前、

だからといって、教育水準が世界トップクラスのフィンランドで、他人に迷惑をかけるような常識外れの行動や言動が許されるというわけもありません。

そこのマナーは踏まえた上で個性を出す分には大歓迎の国なのです。

もちろん、日本とフィンランドでは価値観や文化が圧倒的に違うので、フィンランド人が行っていることを日本人が行えば幸福感を感じられるといった簡単な話ではありません。

しかし、実際に幸福感を感じている人たちが行っている術を真似てみない手はありません。

自分軸ではない取り繕った日常に追われているのであれば、それらを一度完全に忘れ、ありのままの自分でいるということを実践してみてください。

簡単なことではないですが、一度チャレンジしてみることで新たな発見や感情に出会うはずです。

まとめ

今回はフィンランド生活を通じ私が発見した、彼らが実際に行っていることの中から日本人の幸せに結びつくであろう3つの術について話させてもらいました。

もちろん私独自の視点なので皆さんに当てはまることではないと思いますが、実際にこれらについてお話をすると共感するお声もたくさんいただきました。

簡単なように見えて簡単なことは何一つないと思います。

しかし、何か現状の閉塞感を打破したいと思っているのであれば、勇気を出してトライしてみてください。何かを始めること、変えることに遅いということは決してありません。

今日があなたの一番若い日です。幸福な人生を探す旅を共に歩みましょう!!

内山竣太
海外暮らしやサッカー、メンタルヘルスについて発信中
内山 竣太

1997年北海道生まれ
新卒ブランドを捨ててアマチュアサッカーの道へ
2022年から北欧フィンランド暮らし

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